「駅では無施錠の自転車が目立つ」。昨年末、JR日向市駅近くの駐輪場で山下隆一巡査が、無施錠の自転車の後輪に駅前交番の電話番号を記した鍵をかけた。約15分後、延岡青朋高校3年の黒木佑真さん(18)が交番にやってきて、ロックは解除された。黒木さんは「電車に乗るために急いでいて鍵をかけ忘れた」と話した。

県警によると、ロック作戦は2010年6月にスタート。生活安全企画課の浮気調査で盗難自転車の半数が無施錠と分かり、「盗まれる前に鍵をかけてしまおう」と発案した。駅やスーパーの駐輪場などを警官らが回って、無施錠の自転車に連絡先を記した鍵をかける。持ち主が連絡してくれば24時間対応する。

09年の県内の盗難自転車数は2473件だったが、作戦に取り組んだ結果、16年は1357件とほぼ半減。17年は11月末で1167件となっている。