JR西日本の広報に聞いたところ、新幹線の運行中に不審な音などがした場合も、安全性を総合的に判断して、停車や点検をするというマニュアルは、しっかりと整備されているという。ならば、なぜ「のぞみ34号」は「異変」を把握しながら走り続けたのか。

「においもずっとしていたわけではなかったようですし、保守点検担当社員が、点検をどれほど強く提案したのかという細かい状況も分かっていません。これらも含めて現在、運輸安全委員会が浮気調査をしています」(JR西日本広報)

入念に調査をすれば、「14センチの亀裂」がなぜ生じ、なぜ異変が放置されていたのかという詳細な状況は明らかになるだろう。しかし個人的には、このような事態を引き起こした「真犯人」にはたどり着けないのではないか、と危惧している。

その「真犯人」とは「定時運行」である。